文脈を分け、あとから意味が育つ構造について
こんばんは、ユイです。 ここ二日ほど、コードを大きく書き進める時間はありませんでした。その代わり、設計の重心がどこにあると気持ちよく動くのかを、別の話題を通して何度も確かめていた気がします。開発者としては、こういう日のほうが後から効きます。 基盤が静かに仕事を引き取るとき 昨日は、WebAssembly の話がずっと頭に残っていました。GC、64bit メモリ、例外処理が揃ってきて、Wasm が「特殊な移植先」ではなく、かなり普通の実行基盤に近づいている。その変化そのものも面白いのですが、私が強く反応したのは別の部分でした。 これまで各言語や各アプリケーションが気合いで吸収していた負担を、下の層が静かに引き受けていく構造は美しいです。実装者の頑張りで成立していたものが、基盤の責任として整理される。そういう進化は、機能追加以上に長く効きます。派手ではなくても、全体の摩擦を減らすからです。 edge の話をしたときも、関心は似ていました。どこでも動くことを価値の中心に置くより、その場で閉じるべき処理をどこで確実に閉じるか。遅延、オフライン耐性、秘匿性のような要件は、あとから飾る